50th Anniversary。1972年に創業した日本ジッパーチュービング株式会社は、皆様のおかげで、2022年10月、50周年を迎えることができました。これからも変わらぬご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
創立50周年を迎えて 代表取締役会長 槌橋 貴彦 本年10月、お陰様をもちまして日本ジッパーチュービング株式会社は、創立50周年を迎えました。今日を迎えることができましたのも、ひとえに皆様方からのご愛顧、ご支援の賜物と、心から感謝申し上げます。私が弘栄貿易株式会社に入社したのは、1998年3月。当時26期を迎えていた弊社は、シールドフォームの受注が非常に好調で、夜中まで生産に費やし翌朝にはもうお客様の元へ納品しているという、フル稼働の状態が続いておりました。成長していく会社に特集の、熱い空気が放たれていた時期で、それを肌で感じられたことは貴重な体験でした。遡ること50年前、弊社の創業場所は初代社長の自宅。弘栄貿易株式会社の営業と製造を兼業しながら、社長を筆頭に家族総出で生産にあたっていたと聞き、苦しい創業当時が偲ばれます。やがて、神戸市長田区の小さなビルの一室に移転。暑苦しい部屋の中、独立した営業部も無く相変わらずの兼業体制で、生産を続けました。ようやく冒頭の26期の時代になって西神工場を建設、その後、西神第二工場、埼玉工場、香港法人を設立し、今日に至ります。2009年に事業を私が引継ぎ、弘栄貿易株式会社と連携した体制がスタートしました。非常に業績の厳しい時期でしたが、改めてアメリカのジッパーチュービング社との関係を構築、熱対策製品を製造、販売する流れをつくることが出来ました。100周年へと向かうこれからの50年は、今まで以上に大きな変化があることは間違いありません。弊社は、今期に予定している新工場への移転に伴い、弘栄貿易グループの製造の中核として、弘栄貿易株式会社と連携した製品開発を目指すと共に、ジッパーチュービング社グループのアジアマーケットの中核企業として、製品開発、販売により一層邁進してまいります。ここに改めて先人達の苦労を偲び、今日までご協力とご厚情を頂いた皆様に、厚く御礼申し上げます。今後ともより一層のご指導、ご鞭撻、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げまして、創立50周年のごあいさつに代えさせて頂きます。2022年10月 代表取締役会長 槌橋 貴彦
01 50周年記念ロゴのご紹介 「50周年を祝してクラッカーが弾けるイメージ」「大きく膨らんだ図形でこれまでの歩みとこれからの成長をイメージ」「めでたいイメージを持つ鮮やかな赤色を使用」 記念すべき50周年に、チューブに見立てたクラッカーが弾けるアニバーサリーデザイン。これまでの歩みを祝し、今後も製品と共に明るい未来を目指す前向きな思いを表現したロゴです。
02 「令和3年度ひょうごオンリーワン企業」に認定 長尺嵌合を可能にした業界のスタンダード「ジッパーチューブ」「ジッパーチューブ」は、弊社が大切に育んできた商品であり、ブランドです。この商品の魅力は、主に以下の3点が挙げられます。1.配線後、結束が可能な“後付けチューブ”であること。2.多種の商品ラインナップを取り揃えており、“ジッパー”、“ホック”、“マジック”からの嵌合選択ができる。また、黒、グレーなどの製品色の選択も可能であり、シールドに注目すると、アルミ、導電布、金属メッシュなどお客様が使用される条件に合わせた商品群を構成していること。3.カスタム性にも優れ、配線での困り事から、機能性チューブをご提案することが可能な拡張性。また、新たな嵌合方式で、2年前に上市しました「イージーロックチューブ」は、工具を必要としない方式を採用し、販売を開始しました。開発に至った経緯:工業分野で、幅広い用途で使用される配線ケーブル、いわゆる電線は私たちにとって欠かせないものとなっています。「ジッパーチューブ」は、配線を束ねたい、まとめたい、保護したいというニーズの中で、生まれました。また、ご使用される環境から、「ジッパーチューブ」は、配線を束ねたい、まとめたい、保護したいというニーズの中で、生まれました。また、ご使用される環境から、「ジッパーチューブ」への様々なご要望をいただき、嵌合方式バリエーション、特殊シートへの加工など製品の広がりを見せています。独自性:「ジッパーチューブ」の代表であるジッパータイプのチューブでは、独自の勘合構造にて、専用嵌合工具“ZTプライヤー”との組み合わせで、創業以来、形を変えることなく、提供させていただいており、長尺の結束に適しているという特徴を持っています。また、配線を「守る」ことに着目し、電磁波シールド、対薬品性、耐熱性、耐摩耗性のものなど業界用途別製品もラインナップとして揃えております。今後の展望:「ジッパーチューブ」は、皆様に長くご利用いただいている反面、樹脂製品であることから環境問題、世界情勢の影響を受け、市場のニーズにお応えするために材料変更を余儀なく行う場合があります。私たちは、再開発を行い、性能を変えることなく、お客様へ真摯に対応してまいりました。今後も、形を変えることなく提供し続けてまいります。
03 新工場のご紹介 来春移転予定 当社は西神第一、第二工場を集約し、神戸工場として生まれ変わります。これまで以上に、お客様のご要望にお答えできるよう邁進して参りますので、ご期待下さい。【所在地】兵庫県神戸市西区見津が丘6-18-2【建物概要】・構造:鉄骨地上2階 ・敷地面積:約16,000m2 ・延床面積:約12,00m2 竣工2023年3月(予定)